No.008「ツタヤディスカス」老舗レンタル屋の宅配版
1.「ツタヤディスカス」って、何?
TSUTAYA DISCAS と表記されることもある。ネットとサブスク動画配信が当たり前となった昨今にあって、今だ、映画やOVAなど、まだまだDVDやブルーレイの需要も存在し続けている。「ツタヤディスカス」とはレンタルショップに行かずして、ネットから借りたいDVDやブルーレイ、CDなどを宅配レンタルしてくれるサービスだ。サブスクの形態をとっているが、モノによっては追加料金が発生したりして、サービスを上手に使いこなすにはちょっとした注意が必要となってくる。当然ながら古い作品は非常に借りやすいが、新作になると待ちが発生するものもある。なかなか思うようにならなかったりする。
2.結論
ネット配信のサブスクサービスを利用したことが無いので比較はできないが、ネット配信サービスにも存在していないような滅茶苦茶古い作品を見たいのなら「アリ」かもしれない。でも、そこそこ新しくて作品の本編だけを見たいのなら、完全に「ナシ」だと言える。
3.きっかけは・・・
以前から気にはなっていたものの「それほど見たい作品も無いしなぁ」と思っていたところへ1ヶ月間無料キャンペーンの案内が来た。折角の機会なので、1ヶ月間使ってみて「十分に価値のあるサービスなら少し継続してもいいかな」と軽い気持ちで登録をした。
4.どうだったのか!?
「ツタヤディスカス」のサービス内容は次のような感じである。
・定額(8枚コースと4枚コース)、単品 の借り方がある。
・8枚/月 2,052円(税込み)、4枚/ 1,026円(税込み)、単品 都度料金発生。
・8枚コースは期間に余裕があれば、新作DVD/ブルーレイでなければ借り放題。
・レンタル品は2枚一組で宅配され、返却も2枚揃えてポストに投函すればいい。
・借りたい作品はあらかじめネットから予約しておく必要がある。
ざっと、こんな感じである。
正直言って、サービス活用期間は非常にハードなスケジュールとなった。期間中にできるだけ沢山の作品を借りようと、宅配された作品は1.5倍速くらいで、その日のうちに見るようにした。そして、翌朝出勤のついでにポストに投函するということを繰り返した。
2枚一組なので、レンタルサイクルを3日間と想定した場合、1ヶ月で10往復できるため、視聴可能作品は20作品と想定した。レンタル屋でDVDを借りると 1枚110円であるから、20枚だと2,200円となり、十分もとが取れる仕組みだと思った。
ところが、郵便局が間に挟まるもんだから、3日間の想定が4日間にのびたりするわけだ。おまけに、借りたい作品の在庫がなかったりもして、仕方なく本意ではないけど別の作品を借りざるを得なくなるなることもあった。
結局、無料期間ではシリーズものを借り切ることができず、2か月目に突入してしまう羽目になり、最終的に 3,400円程、支払ってしまった。「え?2,000円程度じゃなかったの!?なんでだろ???」と思ったし、『うまい商売してるな「ツタヤ」』とも思ったね。
5.今後の見込み
想定した様にサービスを活用できなかった。というか、多分どうやっても、流通に郵便局が介在するととと、2枚一組で宅配されたものが、ツタヤに確実に返却されてから次のアクションが発生するという仕組みである以上、今よりも気の利いたサービスにはならないと思う。よって、今後は「ツタヤディスカス」は利用しないと思う。
ただし、レンタルサイクルが確実に3日間で回るのなら話は変わってくる。DVDによくある映画のNGシーンとかは、ネット配信のサブスクサービスでは味わえない醍醐味だから、やっぱりDVDで見たい作品も沢山あるしね。
6.その他
スマホから操作する「ツタヤディスカス」の専用サイトが使いづらい。借りたいものを見つけるのも簡単でないし、シリーズものが完結しないDVDも多いのに、そういった注意などが一切ない。期待してDVDを見るとかえって消化不良を起こすこともある。もう少し、色々な面からサービスの在り方を見直さないと誰もこのサービスを活用しなくなることは明らかだ。もっと、がんぱって欲しい。
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